自己点検自己評価

1、本園の教育目標と本年度重点的に取り組む目標・計画

 本園の伝統の子育ては、長年こだわって続けてきた保育方針、保育内容(ホームページでも公開してる)で構成されている。
 子どもが賢くなるためにはまず健康でなければならない。健康な身体にこそ根気力・集中力が宿り好奇心が生まれるのである。どんな時代になろうとも、人間の発達過程の基本はそんなに変わるものではなく、まして生物進化の時間的スケールから見ると100年や1000年は不変とみてもよいのである。 
 本年度も本園がこだわり続けてきた伝統の子育てをまず全教職員間で再度確認する。そして本園の教育を理解し入園して下さった保護者の皆様の期待に答えるべく、愛と情熱を持って誠実且つ計画的に子どもたちと向い合い、分掌は着実に自分のものとする。   
                                                     ①そのためにはまず自己の健康管理に気を配る。朝の園庭の掃除にはじまり1日をとおして子どもたちと一緒に体を動かし気持ちの良い汗をかけることのありがたさに気付く。
 様々な職業がある中、幼稚園教諭という職業は他と比較しても職務をとおして自己の健康を同時に維持することができる職業であることに気付く。そして健康な体で普段からどの子にも、どの親にも、元気に明るく、誠実に温かく、平等に愛をもって、心にはゆとりを持って、接することができるよう、保育ができるよう努める。そのためにはまず自身の健康な生活習慣を心がける。自己の基礎体力の変動が子どもたちの保育環境に大きな影響を及ぼすことを常に認識しておく。

 ②園内はいつも清潔に保つ。子どもたちが毎日健やかに、安全に生活できる環境を提供する。各自任された掃除や、保育に直接関係しないような分掌においても、責任を持って誠実にこなす。そうすることが、子どもたちを取り巻く施設や環境を大切にし、結果として子どもたちを大切にすることに繋がることに気付く。

 ③子どもたちはもちろん、保護者とも普段からコミュ二ケーションを積極的に図り信頼関係を深める。子どもたちにとって園は第二の家庭であり、園では職員は子どもたちの母親であり、父親であることを自覚する。もし我が子がこの園にいればこうしてあげたいの気持ちを創造し、それをもう一度教育的観点から見つめ直し、親が持つ子への愛を教師の立場から実現していく。

 ④子どもたちが朝起きてから登園するまでにお家から「早く幼稚園へ行きたい!」と言う子どもたちの声が聞こえてくるような、子どもたちの大好きな園を目指す。 子どもが嫌々行くような園ではお母さんも心配で仕事どころではなくなる。逆に子どもは楽しそうでもお母さんが先生と話しにくいようでも、子どもも心から先生を慕えなくなる。子どもにとっての最善の利益を追求する大前提として、子どもたちにとっても、お母さん方にとっても楽しい、心が休まる、子育てに関することならなんでも相談できる第二の家庭のような園を目指す。
 そのためには、本園で働くすべての先生が、まず子どもたちにとってあたたかくて興味深い存在、遊んでほしくなる、話しかけたくなる存在でなければならない。担任・フリーに関係なく、たとえ事務担当の先生でも子どもたちがその先生を見つけたら声をかけたくなる存在でなければならない。どんな時でも(親の前であろうがなかろうが、陰日向なく)温かく子どもたちと接することができているか、子どもたちとの園で接するその瞬間を大切にすることができているか、つい子どもの手を強引に引っ張って誘導したりはしていないか、言葉がけが冷たくなってはいないか、忙しさを理由に、子どもたちと接する個々の瞬間をないがしろにしていないかをもう一度自身に問いかける。
 次に人対人の温かい関係は教師と子どもたちのみではなく、保護者とはもちろんのこと同僚間でも同じであることを理解する。先輩の先生は後輩に対して無用に偉そうな言葉使いになっていないか、後輩は先輩に助けてもらうことが当たり前になっていないか、お礼を言うべきところを見過ごしていないか、互いに気持ち良い人間関係を創造する努力を怠らないこと。それらを大切にできる心が結果として個々の子どもたちにより添える、人として温かい心に繋がっていることに気づく。

 ⑤小さな仕事や細かい配慮ができない人(他者への配慮ができなかったり、不注意で備品を壊したりミスが多い人)に大きな仕事や繊細な仕事は任せられない、の原則。例えば本園は幼児期からネイティブの発音に耳を慣らす、楽しく歌を歌って体を動かしながら英語に親しむということを大切にしているが、その一環として課内教室と課外教室の英会話の時間がある。課外教室は週に一回3時以降に行われるがその時間になると子どもたちをレッスンの開始時刻に遅れないようにお鞄を持たせてあげて教室の前まで子どもを送り届けるという仕事がある。仕事の内容としてはごく簡単なものであるが、細かい配慮ができる先生とそれができない先生とでは大きな違いが生じる。週に1回50分のレッスンを1分たりとも無駄にしないために、まず子どもにお手洗いを済ませ、カバンの準備から心の準備までを整えてあげて教室に(いるTrina先生まで)送りどけるまで配慮のできる先生と、おしっこにも行かせることを忘れ、さらには1分ぐらい遅れても大丈夫だろうという気構えの先生の差である。後者の先生はきっと親が自分の子を教室に連れてくるときに1分遅れることと、本園の先生がそれをするのとの違いさえも理解ができていないのだろう。教室で「英語に行ってらっしゃい」と子どもには言うが実際にその子が本当に教室まで行ったのかは確認しない。子どもは教室のドアから英会話の教室のドアに向かって歩き出したとしても、その途中で他の子どもに話しかけられすっかり英語のことを忘れてしまうことだってあるということを予測できる先生とできない先生の差である。本園の全職員にはまず細かい配慮のできる先生であってほしい。強いて言えば一を聞いて十を(先駆者から)学び取るぐらいの心意気でいてほしい。指示待ち人間ではなく、一つの仕事から2つ目以降の仕事を自ら創造できる人・先生になってほしい。

 ⑥日ごろから子どもたちのいいところを見つけてほめてあげることは良く理解できているが、それが職員間でも有効であることを忘れてはならない。ほめられた人は自信が付き、心にも余裕を持てるようになり、視野も広がる。結果自身の持っている力量以上の力を発揮できるようにもなる。私たちは子育てのプロである前に、素晴らしい教員を育成することのできる、他者には優しく自身には厳しいプロの教育集団でなくてはならない。

 本年度もパート職員も正規職員も全職員が一丸となって、たとえ職員数が増え、職位は上になったとしても決して傲慢にならず、常に謙遜と周りから学ぶ姿勢を忘れず、前述の事項をよく理解し『穣(みのる)ほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』の精神を忘れず、健康に留意し、子どもたちが園に来てくれることに感謝し、日々健康で保育に従事できることに感謝する。
冒頭にも述べたが、常に愛と情熱をもって子どもたちと向き合い、一度任された仕事は着実に自分のものとし、日々の保育や、各自が任された分掌は『誠実且つ計画的』に取り組むことをここに決意する。


2、中長期計画

 認定こども園として6年目を向かるが、本年度も土曜日の保育には引き続き注意を払っていきたい。本園の平日の保育はこれまでと同様本園の伝統の保育を継承してくので内容等を変えることはしないが、土曜日は単なる預かり保育を追加する日ではなく、子どもたちが平日の保育ではできないことを体験できる特別のお楽しみ日にしたい。朝の会で見せている実験等を子どもたちが実際に体験できる時間にしたり、手作りのピザを先生と一緒に組んだピザ窯で焼いて食べる経験をしたり、みたらし団子を作ってみたり、流しそうめんをしてみたりと子どもたちにとっても先生たちにとってもわくわくするような楽しい時間にしたい。大切なのは教員自身がまずわくわくする時間にするということ、保育計画をたてるということである。教員がまず楽しく思える保育内容は、必ず子どもたちにもそれが伝わりとても良い刺激となって、幼児期の素晴らしい体験につながると考える。
 長期的には、子どもたちの未来のためにも3.11以後の脱原子力エネルギーと生活スタイルの見直し、再生可能エネルギーの爆発的普及に賛同するとともに、将来の認定こども園の園舎には太陽熱・光利用の再生可能エネルギー・高断熱エコ仕様、地震対策として免震構造などの新企画を反映させた園舎を長期計画する。毎年減価償却費に匹敵する備蓄を進める。



3、自己点検自己評価


内 容 意見・理由(どうしてそう思ったのか)・改善策等具体的に
保育目標(めざす子ども像)
 ①子ども達が「楽しい」と思うことが大前提だと思います。「楽しい」と思うには、ちょっと難しいけどがんばればできるということが大切です。そして、努力を認められ、できた時には保育者も一緒に喜ぶことで、「楽しい」と感じると思います。その積み重ねがどんなことも挑戦してみようという気持ちにつながると思います。➀日常時から薄着はだしで体づくりを徹底して、みどり幼稚園の給食施設わくわくキッチン館より健康的な食事を取ることで、体の中からも体を鍛えるようにしています。また、年長になると様々な課題をやり遂げていくことを通して、諦めない気持ち・頑張る気持ちをしっかりと培い、心の基礎体力を上げるよう声かけ、指導をしています。①律動では子どもたちのお手本となるように一番声を出して全力で体操をしています。子どもたちをたくさん褒めてやる気を引き出し私が頑張っている姿を見せて少しでもやってみたい、かっこいいと思えるように全力で取り組んでいます。また子どもたちの好きな手遊び、絵本を模索し子どもたちが楽しいと思える時間を少しでも増やしたいと思っています。①みどり幼稚園の園庭には様々な植物や果物の木があります。綺麗だから取っていい、ではなく成長を共に観察したり、皆と同じように大切な命があるということも伝えていきたいです。
保育方針  ②本園の保育方針の「ほめてだめならほめてみな」はただ褒めるだけではなく、タイミングや表情、子ども達が自らやってみようと思える言葉掛け等を工夫しています。これは非常に難しいですが、私たちの「褒める保育」で子ども達がどんどん変化していく喜びがあるからこそ、大変であっても信じて続けられる保育方針だと思います。②「褒めてだめなら褒めてみな」の精神で、様々な褒め方で子どもたちの心に訴えかけ、課題を達成する喜び、頑張って取り組む精神力を鍛えています。また、課題を達成したとしても、友だちを応援し、思いやる心を育てることを大切にしています。②今の年長の元担任だったためお外遊びで年長、年少と一緒にたくさん遊んで年長が年少と関わる機会を少しでも増えるように遊んでいる。子どもたちには小さなことでも褒めるように心がけています。子どもたちが嬉しい、もっと褒めてほしいと思えるように褒め方のバリエーションを自分で考えたりほかの先生の褒め方を参考にして一辺倒にならにように気を付けている。②どんなに小さな事でも、その子にとっての成長は逃さずに褒めます。自分だけで終わらずクラスの子どもたち、近くにいた先生、保護者など色々な人と共有しています。
保育の成果を高めるために ③子ども達の優しい気持ちの行いなども朝の会などで全体に伝えることで、みんながその優しさを知り、他の子どもにも良い影響となるようにしています。多方面から子ども達を評価することで、たとえ運動が苦手であっても、大人しくて目立ちにくい子どもでも、みんなに認めてもらえる場を作っていくようにしています。➂日々の保育の進捗度合い、子どもたちの進捗度合いにズレがないよう、子どもたちをしっかりと観察し、着実に成長出来るよう保育計画を立てるようにしています。また、日々の保育で子どもたちの頑張りを見逃さず記録し、保護者へ登園時・降園時に具体的に伝えることで保護者・教師と連携して子育てしていけるようにしています。③朝の挨拶で子どもと保護者両方に声をかけて話すようにしている。自分のクラスの保護者は必ず様子を伝えているがほかのクラスの子どもも担任の先生が忙しかったり、帰ってしまったりしていて話せないときは自分が見たその子の様子を伝えるようにしている。
 私生活では手洗いうがいと毎日三食食べることを心掛けています。➂1日最低一回、クラスの子どもの名前は呼ぶようにしています。それが注意などマイナスな声掛けで終わらないことも大切です。クラス以外の子どもも、登降園時の挨拶で必ず名前を呼んでいます。全ての子どもたちにとって親しみやすい先生でありたいと思っています。
子どもの現状を知るために ➃自分の気持ちを言葉に表すことが難しい幼児だからこそ、表情を常に観察しています。寂しい気持ちをこらえているな、元気がないななど早く気づけるように努め、寄り添ったり、言葉を掛けたり、遊びに誘ったりしています。子どもが幼稚園や先生を大好きになってくれれば、保護者も安心できると思います。➃保護者の方が悩んでいること、子どもとの関係は良好かを観察し、悩んでそうなら声かけをして保護者・子ども・教師が良い状態で子育てしていけるよう観察しています。また、年長になると喧嘩の際なぜこのようなことになったのかしっかりと話せるため、双方が落ち着いて話せる環境づくりをしてから話を聞いています。➃子ども同士、親同士、親子の関係性をしっかりとみるようにしています。子ども同士は一緒にいると楽しそうにしている、や一緒にいると喧嘩をしてしまう、一緒にふざけてしまうなど子どもたち同士の関係性を理解したうえでグループ分けや席決めをします。
 保護者で固まって話している輪から離れている保護者には子どもが誰と仲がいいかを伝えてその仲のいい子どもの親と話す機会ができるように様子を伝えています。➃子ども同士の関係は常に観察しています。けんかになったとき、自分の言葉をはっきり言える子とそうでない子がいますが、後者のたった一言だったりを聞き逃さずその子の気持ちを代弁しお互い納得できるようにすることを心掛けています。
自己採点 ⑤こんなに幼児期に自分を認められて育っていけるのは本当に素晴らしいと思います。また、子ども達が活き活きとし、自分に自信を持っているからです。入園当初は「できない」「むずかしい」とすぐ言ってしまう子どももいますが、卒園する頃には、最後まで絶対にあきらめない子どもに育っているからです。また、幼児期に様々な体験ができるのも素晴らしいと思います。⑤子どもにとって、保護者にとって安心感と教育に対しての熱意が感じられるため、ぜひ入園させたい。また、できてもさせない、できなくてもさせきるの教育方針から全ての子どもの頑張りを表現できるため入園させたいと感じる。⑤入園させたいです。子どもたちが一生必要となる生活習慣や集中力、根気が身に付き、子どもたちが健康で元気になれるように実践している幼稚園は素晴らしいと思います。また、我が子を毎日褒められるのはとっても嬉しいことだと思うのでこれからもたくさん褒めていきたいと思います。⑤入園させたいです。子どもの成長を担任だけでなく園全体で喜び、勉強力ではない幼児期に本当に必要な体力や忍耐力を養える魅力的な園だと感じました。毎日直接先生たちと話ができ、且つ何でも話せる和やかな雰囲気なので安心して預けられると思います。

4、自己点検自己評価を終えて

★本園が考える理想の保育や理想の職場環境を実現するためには周りの人(保護者・同僚・先輩・後輩)の理解や協力なしには実現しません。周りの人の理解や協力を得るために、あなた自身が信頼のおける存在であったり、興味や好感の持てる存在であるために普段から心掛けていることや努力していることを共有ください。これからしていこうとすることでも構いません共有ください。

 A:私の働く姿勢を見て、後輩は育っていくと思うので誠実で丁寧な仕事を心掛けています。また、焦らずにその日の仕事ができるよう出勤時間はぎりぎりにならないようにしています。本園経験者が少ない状況ですので、本園の保育方針を大切にした子どもへの指導も見て学んでもらえるよう、自分の仕事を後回しにしてでも新しい職員が育つよう、できるだけクラスに入るようにしています。また、特別支援児などの対応に対する悩みなど、担任ひとりの悩みにせず、一緒に考えていけるようサポートしています。私はどの職員も本当に大切に思っていて、このみどり幼稚園に魅力を感じて共に働くことになったのですからどの職員にも長く勤めてほしいと思っています。ですのでみんなが気持ちよく日々働けるよう仕事の改善にも取り組んでいっている途中です。現在は担任の仕事が日々平均的になるようフリー教諭が教材準備などをする等、全体の職員配置や優先的な仕事の振り分けをしています。しかし、本園経験者が少ない現状では教えてあげられる職員が限られており、十分に一人ひとりに相談に乗ってあげられる時間がとれなかったりもしています。少しずつ全体の動きもできつつあるので、まずは自分がゆとりをもち、後輩が相談しやすい雰囲気にしたいと思っています。

 B:①まずこの保育という仕事を出来ているのは、幼稚園に安心して預けて頂ける保護者・子どもがいるからという認識を根底に持つことを大切にしています。例えば、園庭の石ころ、危険な枝、問題点を自ら率先して発見・改善するように心がけています。

 C:何を伝えるにしても相手を思いやりつつ伝えるようにしている。相手が言われたくないことを私が言わないといけないときほど優しく丁寧に伝えるにしています。

 D:まず本園の保育理念や保育方法を学ぶために先達の先生方から話を聞いたり、どのように動かれているのかを見るようにしています。そして本園の保育理念や保育方法をきちんと認識しているかどうか自ら実践してみて、齟齬がないかを確認します。又それだけでなく、自分なりに改善できるところがあれば、他の先生方の理解を得ながら行っていきたいと考えています。