自己点検自己評価

令和6年度実施内容

本園の教育目標と本年度重点的に取り組む目標・計画

 子どもが賢くなるためにはまず健康でなければならない。(この大前提は職員も同じで)健康な身体にこそ根気力・集中力が宿り好奇心が生まれるのである。どんな時代になろうとも、人間の発達過程の基本はそんなに変わるものではなく、まして生物進化の時間的スケールから見ると100年や1000年は不変とみてもよい。 
 本園には、他園にはない細かなルールがある。
これらのルールはすべて、先生と子どもたちがゆったりすごせる時間を捻出するために策定されたものである。初めはこれらのルールに慣れることに時間を要するかもしれないが、このルールのおかげで守られる保育や時間があることに気づく。
ルールの中には保護者の皆さんにもご協力いただいているものもある。決まった時間にお迎えに来ていただくというルールである。このルールによって本園での一斉保育が3時迄可能となっている。
絵本の読み聞かせも、楽しく園庭で遊ぶ時間も、側転やこままわしや太鼓の時間もすべてが1・2号児に関係なく日々の保育計画に網羅することができている。
朝の会の時間を避けて登園して頂くのも、朝の会で子どもたちの聴く力や科学への興味や集中力を妨げないための大切な時間をともに演出していただくためである。
預かり保育の申込や提出物を2日間で提出頂くのも、他園よりも厳しいように感じるが、このおかげで先生たちの集金や情報収集にかかる時間が短縮できている。
このように本園には、子どもたちと先生たちとのあっという間に過ぎてしまう幼児期のかけがえのない時間をできる限り有効的に過ごすための様々なルールがある。
以下は、本園の教職員が本園の教育目標を達成して行くために、互いを信じ、硬く手を取りあって職務を全うするためのルールである。

1、本園の教育目標と本年度重点的に取り組む目標・計画

本園の伝統の子育ては、長年こだわって続けてきた保育方針、保育内容(ホームページでも公開してる)で構成されている。
 子どもが賢くなるためにはまず健康でなければならない。まさに『健康こそ賢さ』という言葉に集約されるがこれは本園の基本理念のひとつである。(この大前提は職員も同じで)健康な身体にこそ根気力や集中力が宿り、好奇心が生まれる。心にはゆとりができ、そのゆとりの中で他者を気づかう気持ち(配慮)や優しさ、寛容性(様々な意見を受け入られる心や他者をゆるす心)さえも芽吹く。
どんな時代になろうとも、人間の発達過程の基本はそんなに変わるものではなく、まして生物進化の時間的スケールから見ると100年や1000年は不変とみてもよい。 
 本年度も本園がこだわり続けてきた伝統の子育てをまず全教職員間で再度確認する。
そして本園の教育を理解し入園して下さった保護者の皆様の期待に答えるべく、
常に愛と情熱をもって子どもたちと向き合い、任された仕事は、早め早めの計画により実行し、日々余裕をもって保育や、各自が任された分掌をこなしていく。
                                                 ①自己の健康管理に気を配る。朝の園庭の掃除にはじまり1日をとおして子どもたちと一緒に体を動かし、気持ちの良い汗をかけることのありがたさに気付く。
 様々な職業がある中、幼稚園教諭という職業は他と比較しても職務をとおして自己の健康を同時に維持することができる職業であることに気付く。
そして健康な体で普段からどの子にも、どの親にも、元気に明るく、誠実に温かく、平等に愛をもって、心にはゆとりを持って、接することができるよう、保育ができるよう努める。

そのためにはまず自身の健康な生活習慣を身につける。
幼稚教育者にとって、自身の基礎体力の変動は、子どもたちの日々の成長や保育環境にとても大きな影響を及ぼすということは自覚しておく必要がある。
本園では子どもたちにルソーの言葉『体力において大人にすれば、やがて理性においても大人になるだろう』にならって朝の会ではランニングをし、日々の保育では、律動を取り入れ、期間を決めて生活点検をし、子どもたちの生活リズムを整えることにも力を注いでいる。
子どもたちの健康や体力向上を図ることこそが、子どもたちの賢さへと繋がる礎となると考えるからである。
どんな試練や逆境に直面しても健康で体力のある人は、すぐに『無理』と判断するのではなく、試行錯誤しながらも解決まであきらめずに答えを導きだすことができるのである。

②園内はいつも清潔に保つ。子どもたちが毎日健やかに、安全に生活できる環境を提供する。各自任された掃除や、保育に直接関係しないような分掌においても、責任を持って誠実にこなす。そうすることが、子どもたちを取り巻く施設や環境を大切にし、結果として子どもたちを大切にすることに繋がることに気付く。
 
③子どもたちはもちろん、保護者とも普段からコミュ二ケーションを積極的に図り信頼関係を深める。コミュニケーションは、楽しい話も大切であるが、同じ保護者と長々と話すのではなく、いかに多くの保護者に子どもの成長の節目となるような情報やその日の様子できごと等を端的に(手短に要点を押さえて)伝えることが大切である。
子どもたちにとって園は第二の家庭であり、園では職員は子どもたちの母親であり、父親であることを自覚する。もし我が子がこの園にいればこうしてあげたいの気持ちを創造し、それをもう一度教育的観点から見つめ直し、親が持つ子への愛を教師の立場から実現していく。

本年度もパート職員も正規職員も全職員が一丸となって、たとえ職員数が増え、職位は上になったとしても決して傲慢にならず、常に謙遜と周りから学ぶ姿勢と、前述の項目をよく理解し
『穣(みのる)ほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな』の精神を忘れず、健康に留意し、子どもたちが園に来てくれることで、保育と言う仕事に日々従事できることに感謝する。

常に愛と情熱をもって子どもたちと向き合い、子どもたちが自分を信じる気持ちと主体性を開花させるためにも、職員同士は互いを信じ、手をつなぎ、ミスをした時こそ、互いに許し合う心を持ってコミュニケーションを図ること。
任された仕事は、早め早めの計画により実行し、日々余裕をもって保育や、各自の分掌に取り組むこと。
をここに決意する。

 


2、自己点検自己評価


内 容 意見・理由(どうしてそう思ったのか)・改善策等具体的に
・保育目標
(めざす子ども像)
・保育方針
クラス集団・園集団ではありますが、子どもたち1人ひとりの心に寄り添えるようにすることも大切にしています。
まだまだ幼い子どもたちですので、個々に褒める(認める)ことも大切ですし、子どもたちの発見や驚き、困ったこと等に耳を傾ける心も保育者には必要だと考えます。
ただし、義務化するのではなく、子どもたちが面白いことをしていたら驚いたり、不思議なことを発見したら、みんなにも教えてあげたりなど、保育者一人ひとりがそのような気持ちを持つことが大切だと感じます。
認められたいのは、どの子も一緒です。大人が面白いと感じなくても、子どもが面白いと感じることだってあると思います。
大人の面白いを基準にするのでなく、意味のない遊びなどないということも心に留めたいと思います。
また、年長児になると太鼓やコマ回しなどの課題もあそびのように楽しみ、「できた」の喜びに向かって自ら頑張りたいと思う気持ちや根気が育ってくるのも本園の特徴です。
また、全職員があたたかい気持ちで子どもに接することで、子ども同士にもあたたかい心が育っていきます。
先日も「〇○くん竹のぼりできたんやで!すごいなぁ。おめでとう!」と喜ぶクラスメイトがいてました。
また、泣いている子がいたら「どうしたん?ママに会いたいの?」と膝をまげ、目線をあわせて声をかけてくれる子がいました。
その接し方は、本園の先生そっくりの対応でまさにちびっこ先生でした。
私たちの姿が子どもを育てているんだと改めて感じています。-
・保育の成果を高めるために
・子どもの現状を知るために
保育は「楽しい!」が何より大切だと思いますので、そのためには子どもの集中力も考え、設定保育時間はもちろん、今の子どもたちの段階に応じたねらいも大切にし、簡単すぎるのでなく、難しすぎるのでなく、スモールステップを踏んでいけるよう、且つ製作であれば子どもたちの個性が出るようになども大切にしています。
回数を重ねて練習していくような保育でもやりすぎるのでなく、「まだやりたい!」といった声が子どもから出る程度で終わったり、子どもたちの意欲を引き出すような言葉がけ(褒め)をしています。
また、子どもも楽しめることも大切ですが、保育者自身が保育を楽しめることも大切にしています。
「いっぱい外遊びができる、年長になると側転や逆上がり、泳ぐのだってできるようになる」というのも勿論素晴らしいところですが、まずは子どもの輝いた表情が素晴らしいと感じます。それは、「やらされているのではない」「自分に自信がある」「認められている」からなのではと感じています。それは、自らやりたくなる言葉がけや、頑張りを認めてくれる先生がいるからです。また、その経験を経て、友達を思いやる心が育ち、自分のことより友達を優先するくらいの優しい子どもに育っていくからです。勿論、年長の課題が達成できた時も思わずジャンプしてしまうくらい嬉しいですが、それと同じくらい幸せな気持ちにさせてくれるのが子どもの優しい言葉がけや行動です。そして、それを認めてくれるみどり幼稚園が大好きですし、もちろんおすすめしたいです!
保育者としての資質を高めるために 「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば人は動かじ」の言葉を心掛けています。
この言葉は、簡単そうですが、実行するには難しく感じることも多いですが、いつも初心に戻らせてもらえる言葉です。
若い職員が活き活きと働けるよう、先輩は知恵でサポートし、後輩は体力でサポートするような職場では、いろんな年齢の職員が働きやすくなると思います。
また、苦手な面は得意な職員がサポートするということも実施しており、いろんな職員の得意を活かし、不得意を助ける職場になっていると感じます。
認定こども園となり、職員数も増え、集団としてみんなが方向を向いていくのが難しいからこそ、園の保育方針を第1に考え、みどり幼稚園の目指す保育に向かって職員が一丸となることが大切ですし、担任だけが感謝されるのでなく、陰日向になっている職員がいることも忘れず、感謝の心を忘れないようにしなければと心掛けています。